吉岡銅山跡(岡山県高梁市成羽町坂本)



吉岡銅山跡。ベンガラの生産地として発展した吹屋ふるさと村。ベンガラはこの銅山から産出された硫化鉄鋼が原材料となった。広い敷地内にはカラミ煉瓦で作られた銅山の遺構が点在しており、往時の記憶を今に留めている。

銅山跡というよりも、遺跡に近い臭いがするこのスポットは、散策しながら探検家になったような気持ちにさせてくれる。ぜひ実際に歩いてその空気感を味わって欲しい。

有名なスポットながら、意外にもGoogleマップには登録されておらず、「地図に載ってない場所」として申請したが、登録までには1ヶ月以上の時間がかかった。「吉岡銅山跡入り口」というポイントがすでにあった事が、審議入りになった原因と思われる。

「吉岡銅山跡入り口」は県道85号線からの入口だが、ただの分かれ道であり明確に史跡を示す場所ではなかったため、今回の申請する事にした。






トロッコ用のトンネル。元は土の中だったという。


トンネル内部。声が反響する。


カラミ煉瓦で作られた沈殿池。


独特の質感がある。破片を持ったみたが非常に重たい。


小さな小屋。当時の様子を思い起こさせる。


カレンダー状の黒板。


ファンタジーの遺跡を連想させる遺構。


直流、交流を変換する施設なのだという。


坑道の入口が見える。危険なため中には入れない。


トイレ跡。


選鉱場という看板がある。





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